最初の哲学者 ミレトスのタレス 「万物の根源は水」

今回紹介する哲学者は タレスです

彼はギリシャの七賢人の一人と称されています。

概要から

紀元前625年から547年頃の自然哲学者です。

古代ギリシャの記録によると最古の自然哲学者になります。

タレス自身の書籍が残っていないので彼の思想がこれから紹介するものだったかはわかりません。

しかしアリストテレスの「タレスは万物の原理を水とした」と紹介したことからタレスを哲学の創始者という位置づけがされるようになりました。

当時は神話的な話が世界の起源とされていた中で合理的な説明を試みた人であるという点から「最初の哲学者」といわれるようになった

その際の考え方が

万物の根源を水と考え、存在する全てのものがそれから生成し、それへと消滅していくものそして大地は水の上に浮かんでいるとした。世界は水からなり、そして水に帰る

という説だった。

イオニアにてミレトス学派の始祖である

 

タレスの定理

皆さんが知っているであろう事柄を挙げるなら哲学者としての彼ではなく中学校の数学の教科書に載っていたであろうターレスの定理でしょう

これは半径の内接する角は直角であるという定理である

この定理以外にもターレスといわれる定理が5つあるというのも興味深いですね。

 

逸話

タレスは貧乏ゆえに哲学を何の価値もないものと非難されていました。

しかしタレスは政治や気候、航海術など様々な分野に知見が広く天文学から次のオリーブの収穫が豊作になることがわかりオリーブを絞る機械を買い占めることで収穫の時期に来た多くの人に貸し出し莫大な利益を得たことで彼がお金持ちになることは簡単だが興味がないのだと示した。

 

 

・ロバの背に塩を載せて市場に売りに行く際ロバが川を渡る際に転び塩が流れてしまった。次の日もロバは転んだ。それは転ぼことで荷物が軽くなると学んだからだった。

そこでタレスは海綿をロバの背に乗せ市場に向かった。ロバは今回も転んだが水を吸った海綿は重くなった。それ以来ロバが転ぶことはなかった。

 

・地面の自分の影と身長を比較することでピラミッドの高さを測定した

 

タレスに見合いの話を母が持ってくるも「まだその時ではない」といいその後盛りを過ぎてから迫ると「もうその時ではない」と答えた。

 

感想

タレスは彼自身が書いた著作・記録は残っていないというところも非常に考察できるポイントだと思います。

皆さんは定理覚えていたでしょうか?

私は定理自体は覚えていたのですが名前は憶えていませんでした(笑)

逸話が本当であれば

貧乏なのに機械を買い占めれたの?と思ってしまいますがタレスはいろんな分野に精通していたらな可能なんだろうと何となく納得しました。

彼の活動していた場所がイオニアという場所でホメロスと活動した土地でもありました。

イオニア地理的に東方と西方文化の十字路に位置しており、エジプト、バビロンの数学、自然科学の知識流入していたと考えられ、そうした文化がタレスの考え方を作る母胎となったと考えると哲学は奥が深いなと思います。

 

簡単にですが

最初の哲学者 ミレトスのタレス 「万物の根源は水」

の紹介を終わります。