魂の哲学者 プラトン 「天上から魂はきた」

今回紹介する哲学者はプラトンです。

彼を話し始めると長くなりますので簡単に紹介をしていきたいと思います。

 

概要から

王族の血を引く家系に生まれました。

そんな彼は文武両道で体格が立派であったため、 レスリンの師匠であるアルゴスのアリストンに「プラトン」と呼ばれた家系からあだ名が定着したそうです。

ソクラテスの弟子として哲学などを勉強していた矢先ソクラテスが神々と青年たちに害毒を与えたとして処刑されたことで政治家の道を避けるようになりました。

プラトンの有名な哲学はイデア論でしょう。

イデア論とは

簡単に要約したものを下に用意しておきます。

最初期の対話篇を執筆していた30代のプラトンは、「無知の知」「アポリア(行き詰まり)」を経ながら、問答を駆使し、正義・徳・善の「単一の相」を目指して悪戦苦闘を続けるソクラテスの姿を描き、「徳は知識である」といった主知主義的な姿勢を提示するに留まっていたが、40歳頃の第一回シケリア旅行において、ピュタゴラス派と交流を持ったことにより、初期末の『メノン』の頃から、「思いなし」(思惑、臆見、doxa ドクサ)と「知識」(episteme エピステーメー)の区別、数学・幾何学や「魂」との結びつきを明確に打ち出していくようになり、その延長線上で、感覚を超えた真実在としての「イデア」の概念が、中期対話篇から提示されていくようになった。
生成変化する物質界の背後には、永遠不変のイデアという理想的な範型があり、イデアこそが真の実在であり、この世界は不完全な仮象の世界にすぎない。不完全な人間の感覚ではイデアを捉えることができず、イデアの認識は、かつてそれを神々と共に観想していた記憶を留めている不滅の魂が、数学・幾何学や問答を通して、その記憶を「想起」(anamnêsis、アナムネーシス)することによって近接することができるものであり、そんな魂が真実在としてのイデアの似姿(エイコン)に、かつての記憶を刺激されることによって、イデアに対する志向、愛・恋(erôs、エロース)が喚起されるのだとした。
こうした発想は、『国家』『パイドロス』で典型的に描かれており、『国家』においては、「太陽の比喩」「線分の比喩」「洞窟の比喩」などによっても例えられてもいる。プラトンは、最高のイデアは「善のイデア」であり、存在と知識を超える最高原理であるとした。哲学者は知を愛するが、その愛の対象は「あるもの」である。しかるに、ドクサ(思いなし、思い込み)を抱くにすぎない者の愛の対象は「あり、かつ、あらぬもの」である。このように論じてプラトンは、存在論と知識を結びつけている。
パルメニデス』『テアイテトス』『ソピステス』『政治家』といった中期の終わりから後期にかけては、エレア派の影響も顕著になる。
ティマイオス』では、この世界・宇宙は、善なる製作者(デミウルゴス)たる神によって、永遠なるイデアを範型として模倣・制作したものであることが語られる。『法律』では、諸天体が神々の「最善の魂」の知性(ヌース)によって動かされていることを説明する。 (wikipedia参照)

簡単に説明するなら

唯一完璧なもの(イデア)を天界で人の魂は見て人間界に落ちてくるその際にイデアの記憶をほとんど失いながら生まれてくる。

という哲学です。

 

感想

内容量のほぼすべてをイデア論に埋め尽くされていますが彼の人生は数々の恩師に出会いながら彼自身の努力により一つの形として成熟してのだと思います。

アカデメイアという学園を創設し900年ものあいだその学校は続いたそうです。

その扉には幾何学の知識の無き者入るべからずと書かれていたそうです。

 

簡単に紹介を終わります。

魂の哲学者 プラトン 「天上から魂はきた」

の紹介を終わります。